樹怨(ジュオン)

<キャラ説明>
森の使徒の一人、「樹怨」。
その正体は茸などの進化系、「菌の集合体」。
本体は手の平サイズの「コア」と呼ばれる種核からなる小さな素体である。
素体に菌を集めて形成した姿(←)を「子実体」と呼ぶ。
この状態に物理的な攻撃を与えても、菌が分散化してまた元に戻るだけでダメージは与えられない。破壊するには全菌に支持を出しているコアを破壊するか、形成している菌を全て焼却する以外方法がない。

食事は主に、動植物に寄生する事で養分を吸って生きている。
その際、宿主となる肉体の自由を全て支配する事ができる為、実質宿主の体を着ぐるみにして活動できる。その際の感覚は肉体をワンクッション置く為鈍くなる。特に痛みに関しては、ショック死や痛覚による行動制限を避ける為、かなり干渉が薄い。
寄生状態で受けた傷は、致命傷以外全て即座に修復する。
しかし即死級のダメージを受けると、宿主の生態活動の停止を群体が自損信号として判断し死滅する為、本体も宿主と共に死亡してしまう。

また、菌を媒体に遺伝子を組み替えて培養し、環境や状況に合わせた生命体をを生み出す事も可能。菌糸を使って肉体を再形成する事もできる。
別名「生きる遺伝子ラボ」。
核を持つ肉体が本体となるが、菌を分散して複数の分体を作る事もできる。
その際分体は本体と変わらず活動できるが、核を持たない為、数時間経つと自然崩壊して自滅してしまう。また、分体の得た情報は本体に逐一伝達される。

性格は欲深く陰険。支配欲と種の反映に固執する独裁主義者タイプ。
森の王となり、全ての生命を統べる絶対的な存在になる事を企む。
何故か古式な口調でしゃべる。


<身体能力>
本来の素体は茸に手足がついたような程度の簡素な物。
その状態での攻撃能力は然程高くはないが、雑魚植物程度は大きく上回る。
寄生中は宿主の身体能力がベースとなり、それに樹怨自身の戦闘力が上乗せされるかたちとなる。
ただし、菌の質量が多ければ多いほど単純に戦闘能力が上がる特性も持つため、菌糸の量によっては寄生状態でなくとも高い戦闘力を誇る。


<必殺技>
樹怨の必殺技は「跳猟罰固」。本体(核)を持つ子実体で、他の生命体を取り込んで寄生する。
また、自身の核内の菌を高濃度・高毒性の細菌兵器へと変えて放出する「遺牙毒存」という技も持つ。
【森の使徒】
ムーミン屋敷周辺をジャングル化した、食人植物達の幹部達の総称。

元ネタはうしおととらに登場する『白面の者』という大妖怪と、ムーミンの原作に登場する食虫植物。
『ムーミン谷の彗星』で登場するアンゴスツーラという食人植物。
南アメリカ産ののある潅木で、ムーミン童話に登場するアンゴスツーラはその一種。
みどりの目自由に動く長い腕をたくさん持ち、気が短い。
スノークのおじょうさん(フローレン)をとらえるが、ムーミンがアンゴスツーラの悪口を並べて罵った為
カッとなってフローレンを離したところをムーミンにナイフで切られ、最後には切り株と短い腕だけになった。

ちなみにムーミンとフローレンが出会ったのは、このアンゴスツーラのエピソードです。
知ってる人は知っている・・・かもしれない(笑)

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